先週のニュース
日本時間月曜日の朝、GBPが歴史的な大暴落をするところから始まりました。このパニックは、英国における減税と借金の増加が、国の将来にとって危険であると見なされた結果でした。イングランド銀行は、週の半ばにマーケットを落ち着かせるために介入し、債券を購入することを余儀なくされ、ポンドはすぐに損失分をすべて回復しました。
先週は世界経済の先行きを懸念する投資家が増え、大きく売られた株式が大きな動きを見せました。ウクライナ情勢の緊迫化も悪影響を及ぼしており、終息の見通しは立っていない状態です。米国株は今年に入ってから20%以上下落していますが、2年前と比べると高いため、今後さらに損失が拡大することが懸念されています。
今週のトピック
USDJPYは再び145.00に近づいており、日銀が再び円買いに踏み切るかどうかに注目が集まっています。ほぼすべての経済アナリストがUSDJPYは長期的に上昇し続けると予想しており、多くのトレーダーも買いの機会を注視しています。日銀が再び介入をすると、当然、マーケットにボラティリティが発生するため、USDJPYの大幅な下落にも備える必要があります。
米国株の先週金曜日の最悪な終値は、すべての市場に大きな影響を与えるでしょう。米国株は下落せざるを得ないと考えている投資家はまだ多く、今週もマーケットが下落し続ければ、売却を余儀なくされる可能性があります。英ポンドは先週の暴落後、急速に回復したものの、マーケットにはまだ不安が残っており、英国からの新たな発表に注目することが重要です。
チャート分析
USDJPY
レジスタンス:145.00, 146.00, 147.50
サポート:144.00, 142.00, 141.50, 140.00, 139.30, 138.50, 137.50
米国の長期金利の上昇により、日銀が介入したレベルにまで上昇し続けています。今週は145.00を試す可能性があり、マーケットは日銀の行動を待ちながら不安定な状態となりそうです。
GBPJPY
レジスタンス:165.00, 168.00, 168.75, 170.00
サポート:157.00, 155.00, 152.50, 150.00, 149.00
先週のパニック的な下落は直ぐに取り戻し、今週は165.00まで大きく上昇する可能性があります。
EURUSD
レジスタンス:0.9860, 0.9900, 1.0000, 1.0100, 1.0200, 1.0300
サポート:0.9600, 0.9500, 0.9250, 0.9000
先週末に一時的に回復しましたが、0.9875以下にとどまっている限り、今週は強い下降トレンドが再開される可能性があります。
EURJPY
レジスタンス:142.50, 144.00, 145.00, 145.50, 149.90
サポート:140.00, 138.50, 138.00, 135.00, 133.35
137.50のサポートを維持し、レンジが続く中、今週は144.00のレジスタンスを試す展開となりそうです。
GOLD
レジスタンス:1680, 1685, 1688, 1700, 1730, 1750
サポート:1655, 1640, 1612, 1600
先週、強い下降トレンドが崩れましたが、米国の金利上昇を考えると高値は望めず、今週は横ばいの値動きが予想されます。
WTI
レジスタンス:82.50, 85.00, 86.75, 90.00, 95.00
サポート:76.00, 75.00, 72.50, 70.00
下落トレンドは先週も続き、今週も経済成長への懸念がマーケットを苦しめているため、継続する可能性が高そうです。
DOW
レジスタンス:29500, 30000, 30500, 31500, 32000, 32650, 33000, 34000
サポート:27500, 26500
強い下降トレンドの真っ只中にあり、チャート上にはほとんどサポートがないため、この下降トレンドは続く可能性があります。相場が上昇した場合には、売りの機会をうかがうのが最善です。
NIKKEI 225
レジスタンス:26500, 27250, 28000, 28750, 29000, 29250, 29400, 30000
サポート:25500, 25000, 24500
今年6月の安値を上回っており、DOWの下落が止まれば、今週は急速に上昇する可能性があります。