先週のニュース
先週、最も大きく動いたのはUSDJPYでした。米国雇用統計が予想を上回り、米国10年金利が3%に戻ったため、USDJPYが再び130円を上回りました。WTIは供給懸念が高まり続けているものの、レジスタンスを上回る良い週となりました。
JPモルガン・チェースの会長兼CEOのジェイミー・ダイモン氏は水曜日に「あのハリケーンは、まさにこの先、我々のところにやってくる」と述べました。ハリケーンは、大きな問題を指しており、彼は、年内に大きな問題が起こり、マーケットが大きく下落する可能性を考えています。
今週のトピック
今週は、ECB政策金利が最も重要なイベントです。この他、重要な経済指標発表はあまりありません。今週は、大勢の重要な投資家達が将来について弱気であるため、リスク資産の流動化が再び起こる可能性があります。ビットコインはまだ弱気であり、更なる損失はマーケットのリスクオフ売りを誘発する可能性があります。
WTIはボラティリティが高い状態を維持しているため、現時点では取り引きに最適なマーケットの一つです。今週はボラティリティが高い状態が続くと予想され、良い取り引き機会がありそうです。長期金利の動きがマーケットに大きな影響を及ぼしているため、トレーダーはその動向を注視する必要があります。米国の10年金利は3%に戻り、これが更に上昇すると、USDJPYのボラティリティも更に高まります。
チャート分析
USDJPY
レジスタンス:131.25, 135.00
サポート:129.00, 128.00, 127.00, 126.35, 125.00
米国株の大幅上昇と好調な米雇用統計がセンチメントを後押しし、非常に強い週となりました。短期的にはレジスタンスライン付近での売りが下押しする可能性がありますが、今月中には132を超えることが期待されます。
GBPJPY
レジスタンス:164.25, 165, 168.25
サポート:162.00, 160.00, 158.30, 155.50, 151.00, 150.00
USDJPYの急騰はGBPJPYの上昇トレンドの継続を助けました。しかし、GBPUSDが弱さを見せており、USDJPYはレジスタンスに近いため、今週のGBPJPYは下落することが予想されます。
EURUSD
レジスタンス:1.0765, 1.0800, 1.0900
サポート: 1.0625, 1.0600, 1.0500, 1.0450, 1.0350
最近の上昇トレンドを継続しようとする静かな週となりました。先週はレジスタンスブレイクに失敗したため、10日移動平均線まで下落することが予想されます。
EURJPY
レジスタンス:140.00, 145.00
サポート: 138.25, 136.00, 135.00, 134.00, 132.50, 131.50, 130.00, 129.00
マーケットは140という重要なレジスタンスまで戻ってきました。短期的には下値を試す可能性が高いですが、USDJPYの上昇トレンドが非常に強いため、今月中には140を超える可能性があります。
GOLD
レジスタンス:1875, 1885, 1900, 1913, 1950
サポート:1845, 1825, 1800, 1799, 1780, 1750
GOLDは期待はずれの週となり、1870ドルのレジスタンスを破ることができませんでした。マーケットは現在もレンジ内にあり、次はどちらへ大きく動のか判断することは難しく、今週はレンジ取り引きをするのが最善です。
WTI
レジスタンス:119.00, 125.00
サポート:113.00, 110.00, 106.00, 100.00, 99.50
WTIがレジスタンスの上へ再び上昇し、ポジティブながらも不安定な週となりました。今週も買い場に注目するのが良さそうです。
DOW
レジスタンス:33500, 34000, 35500, 35850, 36000
サポート:32500, 32000, 31500, 30500, 30000 , 29500
先週もマーケットのインフレ懸念が続き、10日移動平均線まで下落しました。米雇用統計後は落ち着きましたが、今週は、横ばいから下降する可能性が高いと予想されます。
NIKKEI 225
レジスタンス:27500, 27750, 28000, 28700, 29000, 30000
サポート:26500, 26000, 25500, 25000
日経は円安に助けられながら、ゆっくりと上昇を続けています。ボラティリティが低いため、現状は他のマーケットの方が取り引き機会に恵まれます。