先週のニュース
先週の主な話題は、米国の経済指標が予想を下回り、10年金利が2.75%に低下したことでした。米国の金利低下はUSDJPYに最も大きな影響を与え、強い上昇トレンドを崩して大きく下落しました。しかし金利低下は株式市場にとっては有益であるため、DOWと日経平均はポジティブな値動きを見せました。
ECBは先週の木曜日、予想通り政策金利を0.25%に引き上げましたが、EURUSDにはほとんど影響を与えませんでした。米ドル安は、GOLDとWTIが7月中に見せた下落を止め、現在これらのマーケットは、よりポジティブな動きを見せています。
今週のトピック
水曜日の深夜27時に行われる米国のFRB政策金利(FOMC)が最大のイベントとなり、マーケットは忙しい1週間となりそうです。マーケットは政策金利が0.75%になることを予想しており、FRBが違った発表をして、マーケットを驚かせる可能性は極めて低そうです。また、マーケットは次の利上げ規模を見極めようと、FOMCの発表は依然として不安定なものになりそうです。
木曜日は、米国の実質GDP(速報値)第2四半期の発表があります。最近、米国経済は弱さを見せており、この状態が続けば、米国の長期金利はさらに低下することになります。今週の最も活発なマーケットは、長期的な上昇トレンドが崩れたUSDJPYであり、マーケットは引き続き下落する可能性があります。DOWは上昇トレンドを形成し始め、今週は大きく上昇する可能性があります。GOLDは米ドル安の恩恵を受け、1700ドルをサポートにつけた後、上昇する可能性がありそうです。
チャート分析
USDJPY
レジスタンス:137.50, 139.30, 140.00, 145.00, 147.50
サポート:135.50, 134.25, 133.00, 131.50
先週のUSDJPYは、10日移動平均線を下回る非常にネガティブな終値で終えました。136.00のサポートがあるため、今週は横ばいでの取り引きになることが予想されます。
GBPJPY
レジスタンス:165.00, 168.00, 168.75, 180
サポート:161.75, 160.00, 158.30, 155.50
レンジ相場が続き、現在、10日移動平均線も下回っているため、今週は売りの機会をうかがうことが最善と思われます。
EURUSD
レジスタンス:1.0300, 1.0350, 1.0500
サポート:1.0125, 1.0000, 0.9950, 0.9900
最近、非常に重要なサポートを維持しているため、売り圧力が弱まっています。しかし、EURUSDのファンダメンタルズは依然として弱気であるため、今週はレンジトレードの展開が予想されます。
EURJPY
レジスタンス:140.00, 142.50, 144.25, 145.00, 149.90
サポート:138.50, 137.00, 136.00, 135.00, 134.00
最近の上昇トレンドは終了したように見え、今週は下値を試す展開になりそうです。
GOLD
レジスタンス:1740, 1750, 1770, 1785, 1800, 1820, 1845
サポート:1715, 1700, 1697, 1675, 1646
マーケットは先週の木曜日にサポートを破った後、反転して高くなったことから、直近の下降の動きを終わらせる兆しを見せています。
WTI
レジスタンス:100.00, 104.00, 110.00, 112.50, 115.00, 119.00
サポート:93.50, 90.00, 88.00, 85.00
先週、100ドルのレジスタンスを超えることができなかったため、今週は横ばいから下降の値動きが予想されます。
DOW
レジスタンス:32000, 32200, 32500, 33500, 34000, 35500, 35850, 36000
サポート:31500, 31000, 30000, 29500
米国株の現在は、かなりポジティブになってきているようです。32000ドル付近にはまだレジスタンスがあるものの、今週中にブレークし、上値を試す可能性がありそうです。
NIKKEI 225
レジスタンス:28000, 28400, 28700, 29000, 30000
サポート:27000, 26000, 25500, 25000
最近の日経は非常に好調で、この状態はまだしばらく続きそうです。マーケットは少し早く上昇したため、買いエントリーをするのは、マーケットが下がるのを待ってからの方が良いかもしれません。