先週のニュース
センチメントがポジティブな状態であるか確認するため、ニュースが訪れるまでの間、先週のマーケットは静かに始まりました。また、中国の経済指標が弱く、英国のインフレ率が過去40年間で最も高い数値となったことで、リスクオフの心理が高まりました。
木曜日には、米連邦準備制度理事会(FRB)幹部が米国の金利を0.50%ではなく0.75%にする可能性があると発言したことを受け、米ドルが大幅に上昇しました。特にUSDJPYは、米国の10年金利が3.00%に戻ったことで大きく上昇しました。ビットコインは10%以上下落し、2万ドルの重要なサポートに近いところまで下落しています。
今週のトピック
週始めは重要な経済指標発表が少ないため、静かな展開になる可能性がありますが、多くのマーケットが重要なサポート付近にあるため、ブレイクした場合は急落する可能性もあります。水曜日と木曜日には、英国と米国の重要な経済指標発表があり、これには注目する必要があります。最も重要な発表は米国のGDPで、最近の利上げが経済成長に与えている影響を確認することになります。
金曜日にはパウエルFRB議長の講演が予定されており、今後数ヶ月の利上げ幅に関する新たなヒントが得られるかどうかが注視されています。また、金曜日には米国のインフレと消費者データが発表され、ボラティリティが高まることが予想されます。
チャート分析
USDJPY
レジスタンス:137.50, 139.30, 140.00, 145.00, 147.50
サポート:135.50, 134.00, 132.00, 131.50, 130.50, 130.00
先週のUSDJPYは意外な展開となりました。短期的には買われすぎているため、移動平均線まで戻るのを待ってから買いエントリーをするのが最善です。
GBPJPY
レジスタンス:164.00, 165.00, 168.00, 168.75, 180
サポート:160.00, 159.50, 158.30, 155.50
先週のニュースの後、マーケットはレンジにはまったままです。下値を試す可能性が高いため、上昇したときに売りエントリーすることが最善の戦略となりなりそうです。
EURUSD
レジスタンス:1.0100, 1.0200, 1.0300, 1.0360, 1.0500
サポート:1.0000, 0.9950, 0.9900
強い米ドルのトレンドが戻り、EURUSDは1.0000に向かって戻ってきました。短期的にはレンジ取り引きとなりそうですが、マーケットが上昇した場合は売りを検討するのが良さそうです。
EURJPY
レジスタンス:138.00, 140.00, 142.50, 144.25, 145.00, 149.90
サポート:135.00, 134.00, 133.30, 132.60
現状、全くトレンドがなく、マーケットを予測することは困難です。現時点では、EURJPYのレンジ取り引きに注目するのが最善です。
GOLD
レジスタンス:1764, 1785, 1800, 1820, 1845, 1875
サポート:1735, 1715, 1700, 1697, 1675, 1646
先週の月曜日、マーケットが10日間移動平均線を下回って終えたことで上昇トレンドが崩れました。金のトレンドは強いため、今週はマーケットが上昇したときに売るタイミングを考えることが最善です。
WTI
レジスタンス:94.00, 96.00, 100.00, 104.00
サポート:86.50, 85.00, 80.00
先週は静かな週となり、主要なサポートより上を推移しています。米ドル高により、短期的には下降する可能性が高まっています。
DOW
レジスタンス:34275, 35500, 35850, 36000
サポート:33000, 32500, 32000, 31500, 31000, 30000 , 29500
センチメントの変化により、10日間移動平均線の重要なサポートに戻ってきました。しかし、マーケットが次の大きな動きを定めるのには時間がかかるため、今週はレンジ取り引きになる可能性が高そうです。
NIKKEI 225
レジスタンス:29250, 29400, 30000
サポート:28400, 28000, 27500, 27000, 26000
DOWの下落に伴い、NIKKEI225も重要なサポートに戻ってきました。しかし円はまだ弱いため、この下落はかなり小さいものとなりそうです。