単純移動平均線(SMA)とは、直近の価格を足していき、その数値を期間数で割った平均値どうしを結んだ線です。例えば、あるマーケットの10日分の終値を足し、その合計を10日間で割ると、10期間のSMAができ上がります。期間(パラメーター)を短く設定した移動平均線は、価格変動に素早く反応しますが、期間を長く設定した移動平均線は反応が鈍くなります。移動平均線には、SMAの他、指数移動平均線(EMA)や加重移動平均線(WMA)など、他にも種類があります。
ポイント1
SMAの数値の意味
ポイント2
SMAの特徴
また、SMAはボラティリティを平準化し、マーケット価格動向を見やすくします。SMAが上向きであれば、そのマーケットが上昇していることを意味します。反対に、下向きであれば、マーケットが下落していることを意味します。
パラメーター数値を大きくするほど(加算期間を長くするほど)、SMAは滑らかな線を描きます。反対に、短期移動平均線は変動が激しくなり、マーケットに沿った動きとなります。
ポイント3