FXトレーダーの始まりのきっかけは、稼ぎたいという気持ちからだったと思います。しかし、実際にトレードを行ってみると、思い描いていたように稼いでいるトレーダーはほとんどいません。それはどうしてでしょうか。
勝っているトレーダーは一体どんなFXトレードルールを使用しているのでしょうか。この記事では、公開されているトレードルールで勝てるようになるコツをお伝えします。
勝ちトレーダーの真似をしても勝てない理由
トレーダー毎の性格の違い
FXトレードをしていてもしていなくても、人はそれぞれ異なる性格をしています。この性格の違いがFXトレードにも影響を及ぼします。多くのトレーダーはこのことを知らずにトレードをしています。
例えば、トレード時間です。ポジションを長く保有するのではなく、短時間で決済したい人。反対にトレード判断をゆっくり下したい人は、スイングトレードのような長時間ポジションを保有することを好んだりします。
好みか否かも大切ですが、それ以上に大切なのが、ポジションの保有時間がどれくらいだとトレードの勝率、リスクリワードレシオが最良になるのか、ということです。一番成績の良いポジション保有時間をトレードルールに組み込み、これがあなたに適した、あなたのためのトレードルールになります。
15分以内で決済するスキャルピング、数時間で決済するデイトレード、数日で決済するスイングトレード、数か月に渡りポジションを保有する長期トレード、どのトレード成績が一番良いのか探してみてください。
トレーダー毎の生活環境の違い
FXトレーダーの多くは、本業となる仕事を別にしています。また、介護や子育てをしているトレーダーもいます。そのため、トレーダーによってトレードに使える時間は異なり、トレードの学習状況も異なります。
インターネットや本などで紹介されているトレードルールをそのまま使用しても利益に結び付かないのは、ここに原因があります。そのトレードルールに適した時間帯を理解し、その時間にトレードを行うことでトレード結果が改善されます。マーケットが24時間空いているからと、いつでもそのトレードルールを同じ様に使用して利益を上げることは困難です。
自分の生活スタイル、生活環境に適した時間を見直し、その時間に適したマーケットを選択してトレードを行うようにしていきましょう。
トレードルールによって、使用すべきタイミングが異なる
使用したいトレードルールがレンジ戦略のものなのか、トレンド戦略のものなのか、今一度確認してみてください。また、過去のトレードを振り返り、マーケットがトレンドの時にレンジ戦略を使用していないか、レンジの時にトレンド戦略を使用していないかも確認します。
マーケット状況によって、ターゲットやストップが移動平均線であったり、サポートラインやレジスタンスラインだったりもします。順張り戦略を正しく使用出来ているのか、逆張り戦略を正しく使えているのかも確認する必要があります。
多くの初心者トレーダーは、マーケット状況の把握が適切に出来ていないことから、これらトレードルールを正しく使用出来ていないことが多くあります。
アドバイス
このように、トレードルールには様々なものがあり、トレーダー毎の個性の数だけトレードルールも存在します。単に勝っているトレーダーのトレードルールを真似をしても、そのトレーダーとあなたの個性が異なれば、そのトレードルールはあなたに適したものにはなりません。気に入ったトレードルールを持っている場合、そのトレードルールを自分に適したものになるよう調整する必要があります。この調整もトレード経験が必要です。FXトレードで安定した成績を残せるようになるには、長期的な目線が必要です。はやる気持ちを抑えて、丁寧にトレード練習を重ね、自分だけのトレードルールの構築に励んでください。