トレード中にお金を失うことを好むトレーダーはいませんが、トレーダーの勝ち負けを見ると両者には大きな違いがあります。
主な違いは、勝ちトレーダーはリスクリワードに焦点を合わせ、負けトレーダーは勝率に焦点を合わせているということです。
なぜリスクリワードがそれほど重要なのか？
損失が発生したときにリスクリワードが低い場合、口座残高はすぐにプラスからマイナスに変わる可能性があります。損失が利益よりも大きい場合、損失を取り戻すため多くの収益性の高いトレードを行う必要があることがわかっているため、ストップロスルールに従うことが難しくなります。
リスクリワードレシオを1以上にすることに集中すると高い勝率が必要なく、長期的に稼ぐことができます。損失から迅速に回復できることがわかっているため、リスクリワードが1以上の戦略は、ストレスレベルが低下します。
いつエントリーするかを決めるときは、価格がどちらの方向に動くのかを予測するよりもトレードのリスクリワードについて考える方が良いです。たとえば、今、買いでエントリーした場合、どれだけ大きなストップロスが必要か、そして価格が思惑通り動いた場合はどれだけ利益を得ることができるのか？、サポートから5ポイント上がった場所で買いエントリーをし、次のレジスタンスがエントリー価格より15ポイント高い場合、これは良いリスクリワードのトレードとなります。 このようにエントリー前にはサポートとレジスタンスを確認して、どれくらい損切が必要になるのかを明確にすることが何よりも重要です。そして実際にエントリーをしたら、そのストップを大きく広げてはいけません。
サポートがエントリーから遠く離れていてレジスタンスが近い場合は、マーケットに参入するのは得策ではありません。一つのトレードで収益を上げるチャンスを探し続けるよりも、トレード全体のリスクリワードの可能性に焦点を当てた方がはるかに優れた結果に結びつきます。
一見危険に見えるトレードは、実際は良いトレードチャンスをもたらす可能性があります。たとえば、トレンドが逆転しマーケット状況が大きく変化した場合、大きな利益を上げることができます。マーケットの反転を利用したトレードは、マーケットの一方方向への勢いが止まるのを待ち小さなストップを置くと危険に思えるかもしれませんが、ストップよりもはるかに大きな利益を上げることができます。
成功するトレードは、ストップロスをトレードのコストと見なします。エントリーする前にストップロスと利益目標を比較し計算します。リスクリワードレシオが勝率よりもとても重要であることが理解できると、トレードパフォーマンスが大幅に向上します。
