この記事では、FXをトレードする際に、ポジションを長期保有する事をやめることがなぜ良いのかを解説します。ポジションの長期保有は、株のトレード時には高い利益につながる可能性がありますが、FXをトレードする時には大きな損失に繋がる可能性が高まります。

FX長期保有とは?

FX長期保有は、FXポジションを数日、時には数カ月にわたって保有します。FX長期保有は、大きな利益と大きな損失の両方をもたらす可能性があります。

長期保有したいトレーダーはFXではなく株をトレードする方が良いです。株はFXよりも長期トレンドが強い為、短期トレードより長期トレードの方がより簡単です。

なぜFX長期保有を止めるべきなのか

理由1

機会を逃してしまうから

FXトレード時に長期保有すると、多くのトレード機会を逃します。短期トレードは、短期のボラティリティを利用して、何度も相場に出入りできます。例えば、もしあなたが月曜日に買いポジションを取り、金曜日の価格が月曜日の価格と同じであれば、長期保有による利益はありません。熟練した短期トレーダーは、月曜日から金曜日まで何度も相場に出入りでき、長期保有のトレードに比べてより大きな利益を上げます。
理由2

予期しないニュース

ニュースはいつでもあなたのポジションにマイナスまたはプラスの影響を与える可能性があります。経済発表は明らかにマーケットのボラティリティの大きな原因の一つですが、政治家や、中央銀行の話といった予期せぬニュースイベントもたくさんあり、それらはマーケットを大きく動かす可能性があります。

FXトレード時に長期保有する場合、新しい出来事があなたのポジションに大きな損失をもたらすリスクが常にあります。短期トレードであればポジション保有時間が短縮されます。そしてニュースに近い時間でのトレーディングを回避する事が出来る為、リスクとストレスを減らせます。

理由3

ストレス

FXトレード時、長期保有は非常にストレスになる可能性があります。ポジションが含み益の時、幸せで興奮を感じるのは当然ですが、ポジションが含み損を抱えだしたら、あなたの感情はすぐにネガティブになります。この、ポジティブな感情とネガティブな感情のサイクルはストレスとなり、長期間にわたってトレード計画に従う事が難しくなる可能性があります。

短期トレードであっても当然ストレスは感じますが、いつトレードを行い、いつやめるかをいつでもコントロールできます。短期トレーダーが、成功するために必要なトレード時間は1日わずか30分~60分です。トレードする時間を短期間にする事で、ストレスを感じる時間が減ります。

理由4

損切りが難しい

もしあなたがポジションを長期保有している場合、損切りしてトレードを終了する事はより困難になる可能性があります。ポジションを長期保有すればするほど、自己正当化しやすくなり、損切りを我慢してしまいがちです。負けトレードを我慢していると時々勝ちトレードに変わりますが、もし間違った時、あなたの元には非常に大きな損失が残される事になります。

短期ポジションのトレードに集中し、保有時間が1時間未満の場合、損切りをしてトレードを手仕舞いする事がより簡単になります。短期トレードの場合、素早く損切りし、収益性の高い他のトレードを見つける機会があります。

理由5

仕事に集中するのが難しい

長期のFXポジションを保持している場合、市場を心配しているため、仕事に集中するのが難しい場合があります。100%集中できないと、問題が発生したり、トレードの決定が下手になったりする可能性があります。

FX長期保有は負けない?

一部のトレーダーは、ポジションを長期保有していればと負けないと考え、どんなポジションであっても将来的に利益を生むと考えています。そのため、含み損が拡大してもただひたすら我慢をしています。FXトレードで人気のあるポジションの長期保有戦略は、マーケットが下がったときに買い、上がったときに売るレンジトレーディングです。

保有しているポジションにおいて長時間、含み損を我慢し続けていれば、マーケットはその内に反転し、再び利益を上げられるでしょう。しかし、ニュースやマーケットのセンチメントの変化などで大きく値が動いた場合、長くポジションを保有していても損をします。どのようなトレード戦略を採用しても負ける時は必ずある、という事を受け入れなければならないことを覚えておくことが重要です。

予想外のニュースや、ストップロスの執行が困難なため、FXトレード時にポジションを長期保有するのは非常にリスクが高いです。短期トレード戦略でトレードする方法を学ぶ事はあなたのストレスレベルを減らし、トレード成績が改善します。短期トレードのスキルを向上させるには時間がかかりますが、これがFXトレードで一貫した利益を上げるための最良の方法です。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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