これからトレードを始めようという初心者の方からよく聞かれるのは、「FXと株、始めるならどちらが良いでしょうか?」という質問です。
FXと株には、それぞれメリットとデメリットがあります。まずはこれらをよく理解することから始めましょう。
- 少額の資金から始めることができます。FXはレバレッジが高いため、少ない資金でも大きなサイズのトレードを行うことができ、上達すれば短期間で資金を何倍にも増やすことが可能です。
- 平日は24時間トレードすることができるため、日中は仕事をしているという方であっても、夜、帰宅後にトレードすることができます。FXのマーケットはロンドンやNYなど海外がメインですから、むしろ夜間のトレードに多くのチャンスがあります。
- 手数料が無料、もしくは格安であるため、コストを抑えることができます。
- 口座開設が簡単で早いです。FX会社にもよりますが、最短で24時間以内に口座開設が可能です。
- 銘柄が非常に多いため、よく動いている銘柄を毎日探してきてトレードすることができます。
- 日本株であれば、それぞれの企業に関するニュースやマーケットに関するニュースが入手しやすく、トレードに活用しやすいです。
- 配当金や株主優待など、売却益を得る以外の楽しみもあります。
- 口座開設の際に「特定口座」を選択しておけば、利益が出ても確定申告する必要がありません(証券会社が源泉徴収してくれます)。
- レバレッジが高いため元手が少額でも大きなサイズのトレードができ、その分大きな利益を得られる可能性がありますが、反面、失敗すると大きな損失につながりやすく、破産してしまうケースも少なくありません。
- 利益が出た場合(年間で20万円以上)は必ず確定申告が必要になります。自営業の方など、確定申告に慣れている方にとっては何の問題もありませんが、会社員の方だと煩わしさを感じるかもしれません。
- FXのように高いレバレッジをかけることができませんので、トレードを始めるためにはそれなりの資金が必要になります。
- マーケットの動いている時間が限られている(9時~15時)ため、日中仕事をしている方がマーケットを見ながらトレードすることは、ほぼ不可能です。
- マーケットがクローズしているとき(夜間)に海外で大きなニュースが出ると、翌朝マーケットが大きく値を飛ばして始まることがあるため、損失が大きく膨らんでしまうケースがあります。
他にも様々なメリット・デメリットがありますが、初心者がFXと株のどちらを選べばよいかを判断するには、上記の点を把握しておけばOKでしょう。
ポイントとなるのは、自己資金の量とトレードできる時間帯だと思います。この点をおさえた上で、FXにするのか株にするのか、選んでみてください。