FXと先物取引の違いとは?
ニコラス グールド
5月 28, 2020 @ 1:12PM
執筆者 ニコラス グールド | 2020-05-27 | マーケット |
トレードする適切なマーケットを選択することは、すべてのトレーダーにとって重要です。この記事では、FXと先物取引の違いについて説明し、どのマーケットでトレードするかを適切に決定できるようにします。
FXと先物市場の価格変動は非常に似ていますが、トレーダーが理解する必要のある重要な違いがいくつかあります。
違いその1
取引時間
FX市場は24時間オープンですが、先物市場は市場によっては少なくとも1〜2時間閉鎖されます。市場がほんの少しだけ閉鎖されたとしても、先物市場のクローズからオープンへの価格ギャップの可能性があります。経験が浅い個人トレーダーの場合、市場は24時間オープンで価格ギャップがないため、FXを取引する方が安全です。
違いその2
レバレッジ
日本では、FX取引の最大レバレッジは25倍で、海外FXブローカーを使用すると500倍を超えます。日本の先物市場は、市場ごとにそれぞれ25倍から75倍のレバレッジであり、日本のFXブローカーよりもレバレッジが高いです。このレバレッジの増加は、利益を増やしたいトレーダーにとって魅力的です。初心者トレーダーは、何ヶ月も一貫して利益を上げるまで、高レバレッジの使用に慎重になる必要があります。
違いその3
取引方法
スポットFX市場は店頭取引で、一方先物は取引所で取引されます。FXを取引するときは、ブローカーと直接取引しますが、先物取引では、先物取引所に注文を送るブローカーに注文します。FXを取引する場合、ブローカーが提示する価格を受け入れる必要があり、オファーで買い、ビッドで売る必要があります。先物取引の場合、他のすべての先物トレーダーに表示されるビッドで買い注文を出すことができ、取引コストを削減できます。大規模なプロのトレーダーは、他のトレーダーの注文を見ることができ、ビッドとオファーの価格差の支払いを回避できるため、先物を好みます。
違いその4
手数料
FXを取引する時、通常手数料を支払います。オファーで買い、ビッドで売る事を通じてFXブローカが利益を上げるからです。先物を取引するとき、ブローカーに手数料を支払い、注文は先物取引所に送られます。取引スタイルと取引スキルに応じて、FXを選ぶトレーダーもいれば先物を選ぶトレーダーもいます。コミッションコストはスプレッドコストよりも小さい為、大規模なトレーダーは先物を取引する事を好みます。個人トレーダーにとっては、通常FXを取引するのが最善です。
違いその5
取引サイズ
FXと先物市場の最大の違いは、取引サイズです。FXブローカーを使用すると、トレーダーは非常に小さなポジションを取引できます。つまり、トレーダーは安全に取引を学ぶことができます。先物市場は経験豊富なトレーダーをターゲットにしているため、最小ポジションサイズはFXよりもはるかに大きくなります。初心者トレーダーにとって、FXの小さなポジションサイズは非常に魅力的です。
個人トレーダーにとってFXはベストな選択です。小さなポジションから始める事ができ、市場は24時間オープンだからです。FX取引の経験を積んだ後、取引所で他のトレーダーと取引することで取引コストを削減する為に、トレーダーは先物市場での取引について考える事ができます。
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