最初に理解すべきは

 「簡単に儲ける事のできる魔法のトレード戦略はこの世にない」
ことです。

簡単に儲ける事ができないと聞かされてがっかりした人も多いと思いますが、納得された人もいるのではないでしょうか。そんなに簡単に儲かるなら自分の周りにはトレードで儲けている人が沢山いるはずだからです。

この記事はトレードで儲けるのは簡単ではない事を納得して、これからトレードの勉強に取り組もうと思われた皆さんのために書きました。

それではマーケットの変化に適応できるトレード戦略の作り方を説明します。まずマーケットの変化をボラティリティとマーケットパターンの二つで考えます。

マーケットが変われば戦略を変えます

ボラティリティ

  • ボラティリティは特定の時間のマーケットの振れ幅です。ボラティリティの大きさは30分足チャートの値幅(高値と安値の差)で理解します。
  • チャートから一日のマーケットのボラティリティの変化を理解します。そしてボラティリティからストップ注文とターゲット注文の置き場所を決めます。
  • 日頃からチャートを見てマーケットの変動を理解できるようになれば採るべきトレード戦略も分かるようになります。
  • 例えばマーケットが静かな時はレンジトレード戦略を選択するとか、上昇トレンドが現れている場合は買いのトレンド戦略を選択するという具合です。

ボラティリティが高い時

発注

いつもより値動きが大きいと感じた時は、ストップとターゲットの幅を拡げます。ストップが狭いとターゲットに到達する前にストップに引っかかり損切りで終わる確率が高くなります。ストップだけ拡げるとリスクを取る割に利益をだすことができなくなるのでターゲットも合わせて拡げます。

メンタルコントロール

いつもより大きな値動きはストレスレベルを急速に上がり平常心を保つのが難しくなります。マーケットのボラティリティが高くなったらストップ注文を必ずいれ、自分のアイデアの逆の動きに備えてリスク管理を徹底します。アップダウンが速いので含み益がでたら欲張らないで利益確定することも重要です。また激しい動きにつられてトレードのし過ぎになり易いので、前もって決めたトレード回数のルールを守ります。トレードをし過ぎると意思決定が鈍くなり損失を被りやすくなります。

ボラティリティが低い時

発注

いつもより値動きが小さいと感じた時は、ストップとターゲットの幅を狭めます。ニュースがない静かなマーケットは動きが遅くターゲットに届く前に含み益が含み損に変わって、その状態が長く続く事が多くなりイライラが募ったりして平静でいられなくなります。しかし気持ちを切り替えてマーケットが大幅な動きから小幅な動きに変わった事を他のトレーダーよりも早く受け入れてトレード戦略を変更できれば利益をあげる事ができます。また静かなマーケットは上下のレンジに収まる動きになる事が多いのでレンジ戦略で繰り返しチャンスを物にできるかもしれません。

メンタルコントロール

いつもより大きな値動きはストレスレベルを急速に上がり平常心を保つのが難しくなります。マーケットのボラティリティが高くなったらストップ注文を必ずいれ、自分のアイデアの逆の動きに備えてリスク管理を徹底します。アップダウンが速いので含み益がでたら欲張らないで利益確定することも重要です。また激しい動きにつられてトレードのし過ぎになり易いので、前もって決めたトレード回数のルールを守ります。トレードをし過ぎると意思決定が鈍くなり損失を被りやすくなります。

マーケットパターン

稼げるトレーダーは価格変動パターンを見る事からトレードを開始してインディケーターだけには頼りません。価格変動パターンは、例えばニューヨーク時間に価格が下落すると東京時間では上昇するという傾向を表す言葉です。価格変動パターンを研究すれば他のトレーダーの一歩先を行けるようになり、マーケットから利益を上げれるようになります。

パターンが機能しなくなったらどうするか

マーケットパターンを使ったトレードは稼ぐのに良い方法ですが、一つのパターンが永遠に続く事はありません。多くのトレーダーはパターンがうまく機能しなくなった時に、変化を受け入れず新しい戦略を見つける作業に取りかからないまま無策にトレード続けて損失を膨らませます。パターンが機能しなくなったら、躊躇なく使用を中止して、新しい戦略の策定に取りかかることが損失を膨らませる事無く勝ち続けていく極意になります。稼げるトレーダーはパターンを沢山持っていて変化に合わせて使い分け、マーケットから利益を上げていきます。初心者は始めからパターンを多くは持っていないので、パターンが機能しなくなったら、地道に新しい戦略に取り組み、努力を重ねて成功体験を増やしてパターンを増やします。

トレードを改善するもう一つの方法は、マーケットパターンを生む要因と終わらせる要因を理解することです。例えば、2015年5月に日経平均が19,000から20,500まで上昇する大きな変動がありましたが、この時見られたパターンは日経先物がNY時間に下降すると、東京時間に強い上昇でNYの下げを回復しながら続伸するパターンでした。 しかし6月に入ると上昇トレンドは弱まり、NY時間に下落しても東京時間に下げを回復しながらの上昇は見られなくなりました。大切なことは長期のチャートからトレンドを把握し、ニュースやレポートからマーケットのセンチメントを理解し、トレードに関連するマーケットの動向も把握しながら必要に応じてトレード戦略を変更するタイミングをつかむ努力を日々続ける事です。

この記事を読んでトレードの難しさを知り、少しがっかりした人もいるかもしれません。「トレードは簡単」というコピーがありますが、「トレードは難しい」のが真実です。トレード結果だけに眼を奪われずにトレードプロセスに眼を向けて、PDCAサイクルを回し、トレード戦略の改善に取り組めば、マーケットの変化に適応できるようになり稼げるトレーダーの一員に加われます。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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