先週のニュース
先週は、経済成長の鈍化により大幅な利上げの可能性が低下するとの見方から、世界の株式市場が大きく回復しました。しかし、ダウの30,000ドルがレジスタンスとなったことで週明けには下落トレンドが再開し、この上昇は続きませんでした。2022年、株式市場は大きく下落しており、これからも損失が拡大する可能性があります。
日銀がこれ以上の円安の上昇を食い止めるために介入する可能性を話している中、USDJPYは上昇トレンドを継続しました。マーケットは現在、短期的な介入よりも中期的な日米金利差に注目しています。ポンドは英国経済政策に混乱があり、不安定な状態が続いています。 米国は雇用統計が好調で、10年金利は最近のトレンドを引き継いで上昇しています。
今週のトピック
この数週間、マーケットは非常に忙しく動いていましたが、今週は静かな展開となりそうです。今週は重要な経済指標発表もないため、マーケットは先週の米国・雇用統計に注目し、方向性を見極めようとする動きになるでしょう。木曜日に公開されるFOMC議事録は、今後の利上げ幅をマーケットが分析するため、ボラティリティが高まりそうです。米国・消費者物価指数も木曜日に発表され、マーケットに影響を与えそうです。金曜日には、経済成長の先行指標とされる、米国・小売売上高が発表されます。
USDJPYは現在、日銀が介入した前回の高値に近づいており、さらなる介入があるかどうかを今週、マーケットは見極めようとしています。先週、日本の政府関係者は、マーケットを注意深く観察しながら再度の円買いの可能性をほのめかしました。日銀は、マーケットが最も期待していないタイミングで介入しようとするため、価格に大きな影響を与えます。そのため、建てたポジションには必ずストップを置くようにしましょう。
チャート分析
USDJPY
レジスタンス:146.00, 147.50, 150.00
サポート:145.00, 144.00, 142.00, 141.50, 140.00, 139.30
先週は145をいとも簡単に超え、再び上昇トレンドが始まりました。しかし、現在も日銀の介入リスクが残っているため、高値圏では手堅いストップが必要です。
GBPJPY
レジスタンス:165.85, 168.00, 168.75, 170.00
サポート:160.00, 157.00, 155.00, 152.50, 150.00, 149.00
GBPJPYは160の手前がサポートとなっており、今週中には上昇する可能性が高まっています。
EURUSD
レジスタンス:0.9800, 0.9900, 1.0000, 1.0100, 1.0200, 1.0300
サポート:0.9600, 0.9500, 0.9250, 0.9000
先週、マーケットは1.0000のブレイクに再び失敗、週明けには下落という流れになりました。現在、マーケットはサポートに近づいているため、今週は横ばいでの値動きが予想されます。
EURJPY
レジスタンス:142.50, 144.00, 145.00, 145.50, 149.90
サポート:140.00, 138.50, 138.00, 135.00, 133.35
現在、マーケットは10日移動平均線の下に戻っているため、今週はレンジ取引が最善の策となりそうです。
GOLD
レジスタンス:1690, 1700, 1730, 1750
サポート:1655, 1640, 1612, 1600
不安定な一週間を経て、今週は静かな一週間になると思われます。短期的な上昇トレンドが終了した今、売りの機会を探すのが最善です。
WTI
レジスタンス:92.50, 95.00, 100.00
サポート:86.00, 82.50, 80.00, 76.00, 75.00
非常に強い上昇により、WTIは中期的にも上昇することが予想されます。しかし短期的に買われすぎているため、買いエントリーは85.00に近づくまで待つことをお勧めします。
DOW
レジスタンス:30000, 30500, 31500, 32000, 32650, 33000, 34000
サポート:29000, 28500, 27500, 26500
先週、30,000ドルのレジスタンスに阻まれ、買いが続くことはありませんでした。現在、10日移動平均線が横ばいになっているため、今週は静かなマーケット展開が予想されますが、中期的にはまだ下値を試しそうです。
NIKKEI 225
レジスタンス:27250, 27400, 28000, 28750, 29000, 29250, 29400, 30000
サポート:26000, 25500, 25000, 24500
先週、マーケットは上手く回復し、今週は27,000ドルを超えてさらに上昇しそうです。