多くのFXトレーダーに人気のトレードスタイルにスキャルピングがあります。人気ではあるものの、スキャルピングトレードは難しいものです。この記事では、スキャルピングに適したインジケーターを学びます。

インジケーターの選択

スキャルピングには瞬時のトレード判断が必要とされます。瞬時のトレード判断を下すには、チャートがシンプルで見やすいもの、判断に迷わないものであることが重要です。

チャートに表示するインジケーターは、1つ、多くても2つに絞ります。インジケーターによって示すサインのタイミングは異なるため、仮に複数のインジケーターを使用すると、判断に迷い、トレードのタイミングを失ってしまいます。もしくは不要な損失になってしまうこともあり得ます。

お勧めのインジケーター

世界中で一番多くのトレーダーに使用されているインジケーターは移動平均線です。移動平均線を1本、チャートに表示することをお勧めします。移動平均線を複数表示する方法もありますが、これもまた、インジケーターを複数表示している状態になるため、判断に迷いが生じやすくなります。

1本の移動平均線をパラメーター10で設定すると、1時間に1~3回ほどのトレードチャンスが訪れます。スキャルピングを行うには十分なトレード回数です。これ以上のトレード回数は、損失となるトレードも増えてしまうため、お勧めできません。

インジケーターよりも重要なもの

ポイント1

サポートとレジスタンス

インジケーターが異なるとトレード判断も異なります。しかし、サポートとレジスタンスは、どんなインジケーターを使用しているトレーダーであっても意識しているため、とても重要です。より多くのトレーダーが意識するサポートとレジスタンスを抜きに利益を得ることはできません。サポートとレジスタンスには注文が集まり、マーケットが新たな値動きを見せるポイントでもありです。

ポイント2

資金管理

どんな有益なインジケーターを使用しても、資金管理をしないことにはお金を稼ぐことはできません。100%稼げるインジケーターは無いので、どんなに良いポイントでエントリー出来たとしても、損切を設定する必要があります。

また、損失がより大きくなってしまうような損切幅を拡大させることはしてはいけません。損失を抑えることは口座残高への影響も小さく抑えられる、とうことです。小さな損失は近い内に取り戻せる可能性を秘めています。しかし、大きな損失を被ってしまうと、口座残高が大きく減ってしまい、次に建てられるポジションも限られてしまいます。

損失よりも利益が大きくなるように、資金管理をしながらトレードをすることが何よりも重要です。

ポイント3

メンタルコントロール

損切りルールを確実に守るためにも、強靭なメンタルコントロールが必要です。欲がでてしまったり、値動きに飛びついたトレードではメンタルをコントロールすることが困難になります。

トレードはメンタルが整っていない状態のまま行うことは避けるべきです。トレード以外のプライベートや本職でストレスがある場合、そのストレスが無意識にトレード判断にも影響を及ぼします。乱れたメンタルの下では、通常よりトレード判断が鈍ることを理解しましょう。

1回目のトレードが損失になった場合、直ぐにポジションを建てることはリベンジトレードとなります。5分以上の時間を空け、改めてマーケット状況に戦略が適しているのか冷静に判断し直すことが必要です。これを疎かにしている時は、FXトレードがギャンブル化している状態です。

アドバイス

スキャルピングを行う際、インジケーター選びに迷うトレーダーがいます。重要なのは、どのインジケーターを使用するのかではなく、どのパラメーター値にするのかではなく、資金管理が何よりも重要だということを理解しながらスキャルピングを行いましょう。

記事はデモ口座及び会社資金を運用するGYM会員に向けた内容で個人資金の運用者向けの内容ではありません。GYMに入会されずに記事内容を参考にして自己資金でトレードをされる場合は必ずご自身で検証の上判断されますようお願い致します。従いまして自己資金でのトレード結果には一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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