FXトレードを行っているトレーダーの多くが未来の値動きの予想をしてトレードを行っています。自分は価格の予想をしていないと思っていても、無意識の内に次はこっちへ動くだろう、と考えながらポジションを建てています。では、予想しないトレードとはどんなものなのか、予想しないトレード手法はあるのか、この記事で学んでいきましょう。
この記事であなたのトレードをどのように改善するか
- FXトレードは値動きを予想して行うのではないことを理解する
- FXトレードに絶対がないからこそ損切りを入れることを徹底する
- 予想しないトレード手法とはどんなものなのかを知る
FXマーケットの値動きを予想しないということはどういうことか?
FXトレードを行う際、チャートの右端の値動きが今後どのように動くのか、それに合わせてポジションを建て、利益を狙います。これは、多くのトレーダーに共通していることです。しかし、ここでプロトレーダーとアマチュアトレーダーの違いが現れます。
アマチュアトレーダーは、思惑方向にマーケットが動かないと焦ります。人によっては損切りを拡大させたりすることもあります。つまり、損失になることを考えてポジションを建てていないのです。これは、トレード準備が整っていないということです。
対して、プロトレーダー達は思惑通りにマーケットが動かないことは認識しています。思惑通りに動くであろう確率の高いところで勝負をします。そのため、思惑と異なる値動きとなった場合、直ぐにポジションを手仕舞ったり、損切りを受け入れるのです。FXトレードに100%がないことを理解しているため、損失になる可能性を常に考えて、損失を最小限に止めます。
つまり、FXマーケットの値動きを予想しないということは、マーケットが次はこっちへ動くだろう、と思い込まないことです。反対に動いた際にどう対処するのか、損切りはどこに置くことがリスクを最小限に止めることが出来るのか、トレード前に全て計画を立て、その計画に沿ったトレードを行うことです。マーケットが不確かだからこそ、確率の高い場所でのみトレードを行い、それでも思惑に反した値動きとなった場合、マーケットが自分の想像以上だったと受け入れ、潔く手仕舞うことが重要です。
予想してしまうと、チャートを見る目にどうしてもバイアスがかかってしまいます。マーケットの値動きを自分の都合で見てしまい、いつの間にか冷静な判断が下せなくなってしまいます。チャートは目の前のデバイスの画面だけで完結しません。その画面の先には、数えきれないトレーダーが同じ様にマーケットを見ています。もちろん、この中には投資銀行などで働くプロトレーダーも存在しています。あなたのトレード経歴がどれくらいであろうと、プロトレーダー達も同じ様にマーケットを見つめてトレードを行っているのです。
FXトレードは確率のゲームです。より高い確率で動くであろうポイントでトレードを行い、思惑と違えば直ぐに手仕舞い、思惑方向へマーケットが動けば利益を伸ばすことを繰り返していくものです。
では、具体的にFXトレードを予想しないで行うトレードとは何か見ていきましょう。
予想しないFXトレード手法
トレード前にトレード計画を立てる
ルールに従い、損切を拡大させない
マーケットがどちらに、どのように動くのか分からないからこそ、ルールに従ったトレードが重要です。感情に任せて思いつきでトレードを行うことは、その場で勝てたとしても長期的な利益には結びつきません。この状態は、予想してトレードを行っている状態にいつの間にか陥っている証拠です。
価格がターゲットやストップに到達するまで動かさない
マーケットは常に上がったり下がったりを繰り返しながら動いていきます。マーケットのその小さな逆行に集中し、苛立ちやストレスを抱え過ぎないようにしましょう。ターゲットに到達するまで辛抱強く待つのもトレードには重要です。損切りを恐れて、計画よりも小さくしないようにします。しかしながら、通常よりもボラティリティが無いときは例外です。こういった場合はポジションを取らないか、取った場合でも15分など時間に気切りを付けて一度手仕舞い、マーケットにボラティリティが出てからトレードを再開します。
このように、FXを予想しないでトレードするには事前のトレード計画が重要です。安定したトレード実績を重ねるには、予想するトレードではなくトレード計画に沿ったトレードが行えていえるか、常に確認しながら丁寧なトレードを心掛けていってください。
自分が悩んでいるところが書かれていました。
参考にしてトレードをしていきたいと思います!
嬉しいコメントありがとうございます。他にもさまざまな記事をご覧ください。