この記事では、チャネルラインと呼ばれるプライスアクションパターンの使用方法について説明します。チャネルラインは、順張り、および逆張りトレードで多くのトレーダーが使用する人気のあるチャートパターンです。

チャネルラインとは?

チャネルラインとは、チャネルパターンを形成する直近の高値と高値、安値と安値を結んだプライスアクショントレードパターンのことを指します。このパターンは、1分足チャートから月足チャートまであらゆる時間足、あらゆるマーケットで使用できます。チャートが長期であるほど、チャネルラインパターンはより強いものになります。

強気なチャネルパターンと弱気なチャネルラインパターンの一例です。

トレード時、チャネルラインがよく機能するのは中程度のボラティリティを持つマーケットです。ボラティリティが高すぎると、良いエントリーポイントを見つけるのが困難になります。反対にボラティリティが低すぎると、チャネルはそれほど大きくなりません。つまり潜在的な利益が小さくなるということです。通常、ボラティリティが大きいほどチャネルも大きくなります。つまり潜在的な利益が大きくなるということです。

チャネルラインの書き方

チャネルラインを書くためには、直近の2つの高値と安値を結ぶ必要があります。高値と安値が離れているほど、チャネルラインはより強力になります。また、価格がチャネルにタッチした回数が多いほど、チャネルラインは強力になります。

チャネルライン戦略

戦略1

トレンドに従う順張りトレード

マーケットが上昇トレンドのとき、チャネルラインの底で買い、チャネルラインの天井で決済します。損切りはチャネルラインの底の下に置きます。

マーケットが下降トレンドのとき、チャネルラインの天井で売り、チャネルラインの底で決済します。損切りはチャネルラインの天井の上に置きます。

また、価格がチャネルラインから上向き、または下向きにブレイクした場合、これは非常に強いトレンドが始まっていることを示している可能性があります。このパターンではブレイクはだましになることが多く、イライラする可能性があるため、絶対的にトレードルールに従う高度な規律が求められます。こうしないと大きな損失を被る可能性があり、とても危険です。逆に収益性が高い場合、忍耐強く利益を伸ばしていく必要があります。

戦略2

トレンドに逆らう逆張りトレード

マーケットが横ばいのとき、直近の高値で売り、直近の安値で買います。売りで入った場合、ストップは直近高値の上に置き、直近安値付近をターゲットにします。買いで入った場合、ストップは直近安値の下に置き、直近高値付近をターゲットにします。

横ばいのチャネルラインでトレードする場合、マーケットがトレンドを形成し始めたら負けトレードを迅速に手仕舞う必要があります。横ばいのチャネルラインでトレードするかどうか決めるとき、現在のマーケットニュースと時間帯を分析して、マーケットがレンジの範囲内で推移する可能性が高いかどうかを判断することが重要です。

チャネルラインの長所

メリット1

ハイリターンのエントリーポイント

トレンドに従うことでリスクリワードレシオの高いトレードが可能になります。チャネルラインを使用することは、小さなストップと大きなターゲットを置くトレードを見つけやすくします。成功しているトレーダーは、チャネルラインを使用して多くの利益を上げています。
メリット2

トレンドとレンジの両方のトレードチャンス

チャネルラインは、エントリーポイントを見つけるため、トレンドマーケットとレンジマーケットの両方で使用できます。両方のトレードチャンスを見つけることができるということは、目の前のマーケットに柔軟に適応できるため、長期にわたってより一貫した利益を上げることができることを意味します。
メリット3

わかりやすい

チャネルラインはチャート上で高値と高値、安値と安値を結ぶだけのため理解しやすい戦略です。他のインジケーターを使用したトレード戦略は、インジケーターの本質を理解するのがより複雑で、時に、使用すること判断することを難しくさせる場合があります。

チャネルラインの短所

デメリット1

エントリーが遅い

マーケットが不安定な動きをしていると、チャネルラインパターンを見つけるのは難しい場合があります。マーケットが動いた後、チャネルラインを見つけるのは簡単です。しかし、マーケットが動いている間、チャネルラインを引くときに、どの高値と安値を使うかを知ることは困難です。チャネルラインパターンを見つけるのが遅すぎると、トレンドは終了している可能性もあり、その場合は逆張りトレードをした方が良い結果を得られるかもしれません。
デメリット2

多くの異なるチャネルライン

様々なトレーダーと話していると、同じマーケットでもトレーダー毎に異なるチャネルラインを描画しています。というのもトレーダー毎にチャネルラインの描画に使用しているデータ量と、それに必要な高値と安値の数が異なるためです。どの高値と安値をどのくらい使用するかを決めることは難しく、チャネルラインに自信を持つことが難しくなります。
デメリット3

トレードチャンスが少ない

チャネルラインを使用して定期的なトレードチャンスを見つけることは難しく、適切なエントリータイミングまで辛抱強くなる必要があります。多くのトレーダーは、チャネルラインが形成されるまで我慢できないため、他の戦略を使用する方が望ましいです。

チャネルラインを英語にすると

チャネルラインは英語で”channel line”です。チャネルライントレードは、チャネルラインを使用した多くのテクニカル分析レポートで外国のトレーダーに人気があります。海外のブログやレポートでは、チャネルラインが頻繁に見られ、多くの海外トレーダーはチャネルラインを信じています。

チャネルラインはあなたのトレード戦略に追加するには価値のある、有益なパターンの可能性があります。チャネルラインが見づらい場合、パターンはそれほど強くないということを示しているため、このような状況ではチャネルラインを使用しない方が良いです。

チャネルラインパターンが見やすい場合にのみこのパターンを使用しましょう。私が使用しているメインインジケーターは移動平均線ですが、チャネルラインのパターンを探すことは順張りと逆張り、両方のトレードチャンスを見つけることに役立ちます。

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