【計算機の使い方】
トレーディングの背景となる数字を理解することで結果が向上します。
計算機では、リスクリワードレシオ、ストップロスの幅、適正なポジションサイズ、連続損失の確率を算出することができます。
トレードにおいてリスクリワードレシオは安定した成績を残すために重要になります。
ある期間の平均利益を平均損失で割った計算です。
できたら1以上になるようにしたいですが、様々な勝ち方がありますので、一概に1以上が良いとは言えません。
しかし数字が大きくなるほどトレード状況は良好ということになります。
リスクリワードレシオが分かったら、そのリスクリワードに必要な勝率を計算します。
勝率だけでなくリスクリワードレシオの数字と併せて状況を把握することで、安定した成績となるように努めます。
高いリスクリワードレシオの場合は低い勝率でも大丈夫ですが、低いリスクリワードレシオの場合は高い勝率が必要となります。
どのくらいの損切幅(pips)を設定した方がよいか計算できます。
例えば USD/JPY(1pips = 0.001)を 112.450で買った場合、50pipsの損切りを設定すると112.400になります。
口座残高から1トレード当たりのリスク額を計算します。
口座残高と、「%」か「リスク金額」のどちらかを入力すると、もう一方の数字を知ることができます。
リスク額は口座残高の通貨単位と同じです。
日本口座であれば円、海外口座であればドルとなります。
上記で出したリスク額、損切り幅、1pipsごとの損益を入力することで適正なポジションサイズの計算ができます。
今の自分のポジションサイズが適切かを確認します。
連続して負ける確率がどれくらいあるのかを理解します。
連敗が続くと多くの人は自信を失います。
例えば、勝率60%の人が4回連続負けをすることは2.6%でとても珍しいことです。
その場合は戦略を変更すべきであるということが解かります。
勝率が低いと連敗の可能性は高くなります。
そういった戦術なのであれば問題ありませんので心配いりません。
連敗が続くとメンタルを保つのが難しくなるため、連敗の確率を数字として知ることはメンタルコントロールに役立ちます。
また、この数字から自分の性格にあった戦略を見出していきます。